素晴らしい絵画の数々
旅行先では沢山の絵画を鑑賞しました。
アムステルダムで最初に行ったのは【ゴッホ美術館】
ここは カメラ禁止だったので写真が撮れませんでしたが、
ゴッホ自信が影響を受けて収集していた浮世絵を模写した絵も展示されてました。
【国立博物館(ミュージアム)】は建物も美しさに定評があり、
2013年4月 10年に及ぶ改修工事が終了し見やすくなったそうです。
絵画だけでなく、工芸品も沢山展示され、ステンドグラスも見事。
古い図書館も趣があるし、
新しく作られたチケット売り場やインフォメーションのある0階(地下)も
スッキリと美しいフロアーでした。
フェルメールの「牛乳を注ぐ女」や「恋文」
壁一面ほどの大きな作品 レンブラントの「夜警」など
見逃せない名画が沢山ありました。
ベルギーのアントワープでは大きなゴシック教会の【ノートルダム大聖堂】では
ルーベンスの最高傑作である祭壇画「キリストの降架」や「キリストの昇架」
「聖母被昇天」などを鑑賞しました。
『フランダースの犬』のネロ少年が見たいと切望していたとして物語の中にも
登場するのが有名な「キリストの降架」です。
ブリュッセルでは【王立美術館】へ行きました。
ここは、15世紀から18世紀までの絵画を中心に所蔵してる広い美術館です。
(19世紀、20世紀の絵画もある)
年代別に展示されていました。
ブリューゲルとルーベンスの絵は見落とせないけど
所蔵品の数が豊富なので時間がいくらあっても足らず、
15~16世紀のみを鑑賞。
そのほかにもゲントでは【聖ハーブ大聖堂】では(撮影が許されなかった)
12枚のパネルで構成された大きな祭壇画「神秘の子羊」を観ました。
15世紀に描かれた初期フランドル絵画の最高傑作と言われる作品です。
精緻な細部の描写には圧倒されました。
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お気楽ママさん、こんにちは。
アムステルダムの、ゴッホ美術館は、何点か来日して巡回したことがあります。
アムステルダム国立美術館の作品は、2000年に来日しました。
2000年は、日蘭交流400周年の年で、国立美術館以外の作品では「リュートを弾く女」「天秤を持つ女」「地理学者」「青いターバンの少女(冬至の名称です)」を大阪市立美術館で、アムステルダム国立美術館のレンブラント&フェルメール展を愛知県立美術館で観ました。
この愛知県立美術館で「恋文」を観ましたが、レンブラントの「夜警団」は、来ていませんでした。「恋文」は、有名な盗難事件にあい、絵の具がどっさり剥がされたそうですが、その修復あとは全然わかりませんでしたね。
如何でしたか?
他には、それ以前に「手紙を読む女」を京都で観ましたが、これは光の明暗と、読む女性の表情とが見事に物語を描いてました。この絵が、フェルメールにはまった原因です。「天秤を持つ女」の主人公に、私は恋しております。
フェルメールの30数点は、皆傑作ですが、この「牛乳を注ぐ女」も最高
傑作の一つだと言われていますね。
高価な瑠璃から作られた、フェルメールブルーをふんだんに使い、こぼさないよう
に慎重にそう~っと注いでいる様子が、ミルクの細さに出ていて、観る側も緊張し
てしまいます。
光の魔術師と言われるように、圧倒的に窓際の作品が多く、窓から射す光で陰
影を作って、人物に立体的な奥行を与え、人物の感情(歓喜、不安、驚き等)を
描いています。
フェルメールは、周囲をわざと無造作に描いて(ここでは、殺風景な壁や床に置
かれた小さな箱、飾り気のない無機質な窓、ほかにはカーテンとか家具とかも)
中心となる対象物に華やかな色を使い、細密に描くと言う技法を多く使います。
観る者の視線を集めるために、そうした描き方をしたようです。
この人は、青と黄色が大好きなのだなあといつも思いますが、私だけでしょう
か?
レンブラントは、光と闇の魔術師と言われてますね。
「レンブラントライティング」とよく言われますが、左45度上方からのライティングで
全ての物語を語るところは、やはり天才なのでしょう。
このレンブラントライティングは、映画の世界にとても大きな影響を与えたそうです。「夜警団」は、レンブラントの出世作ですね。いつか間近に見てみたいものです。レンブラントの夜警団をモチーフにした、映画もありますよ。私は見ていませんが、いつか見たいものです。
ルーベンスは、レンブラントと対照的派手派手な大作を作る画家ですね。
これぞ芸術、これぞ絵画、というような。昨年の3月に、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで、大規模なルーベンス展がありました。私は、京都市立美術館で観ました。「クララ・・・」と「マルス・・・」が印象に残っていますが・・・。
やはり、死ぬまでに見たいのが、「キリストの降架」「キリストの昇架」でしょうか。
フェルメールの「牛乳を注ぐ女」、レンブラントの「夜警団」、ルーベンスの「キリストの降架」「キリストの昇架」「聖母被昇天」を観れただけでも、オランダ、ベルギーに行った甲斐があると思います。
酔いもしないし、おなかも膨らまないけれど、大きな満足感があったのではないでしょうか?
文化だけは、その国に行かないと感じられませんね。
長々とごめんなさい。レンブラントとフェルメールになると、饒舌になるのです。
投稿: 歌姫 | 2014年6月23日 (月) 17時47分
★歌姫さんへ★
私は不勉強なので歌姫さんのように見識も深くありませんが、、、。
フィルメールは好きな画家です。
ルーブル美術館で初めて『レースを編む女』を観た時は
その小さな絵の中の女性の手を凝視した思い出があります。
今にも動きそうだったし、針山から垂れ下がる赤糸と白糸が効いたこの小品に見入ってしまいました。
今回デルフトという町にある【フェルメールセンター】というところにも行ったんです。
そちらにはフェルメールが生涯に描いたとされる
37枚の絵の全てのコピーがあり、
どのようにして作品に取り組んだのかなどが映像とともに解説が流れたり、
彼が用いた顔料や筆などを観ることができました。
高価なラピスラズリを砕いたあの美しいブルーをふんだんに用いて
制作に没頭した様子が十分感じられる施設でしたよ。
ルーベンスの祭壇画は迫力が兎に角半端ないです。
3枚で構成された絵はこの写真では開いた状態ですが、
扉を閉めた側にも絵が描かれています。
駆け足旅行ではじっくり鑑賞できないのが残念ですが、
やはり本物を、その空気の中で感じられると言うのは
素晴らしい経験だったと思います。
投稿: お気楽mama(yukiko) | 2014年6月24日 (火) 00時45分