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2014年9月20日 (土)

満喫

東京ではお芝居と美術展に行きました。

20140920

お芝居は・・・

シアターコクーンで劇作家・清水邦夫の名作
『火のようにさみしい姉がいて』を観劇しました。

(初演は1978年。1996年に再演された戯曲で、蜷川幸雄の演出は初めて)

演出:蜷川幸雄

出演者:大竹しのぶ・宮沢りえ・段田安則 他

シス・カンパニーの公演でした。
大竹しのぶ&宮沢りえが舞台初共演というので楽しみにして行きました。

仕事と人生に行き詰まった夫婦(宮沢・段田)が
20年ぶりに訪れた故郷の雪国を舞台に
立ち寄った理髪店で男が誤ってシャボンのカップをわった瞬間から
その男の姉と名乗る女主人(大竹)や、得体のしれない客たちが現れ、
男の過去に踏み込んでいくというストーリー。

宮沢りえは長い台詞も難なくこなし迫力があったし、
段田安則は自然体で安定感があって流石だなぁと感じたし、
大竹しのぶの存在感も素晴らしかった。

けど、、、、私には いまいち(全然)理解できなかった。難しすぎる。
チンプンカンプン。

美術展は・・・

国立新美術館で開催中の『オルセー美術館展』

マネ、モネ、ルノワールら印象派の画家たちの作品や、
コロー、ミレーの名画など 80点余りを鑑賞しました。

2006年にパリのオルセー美術館へは行ったものの
時間が無かったので印象派の巨匠達の作品をサクッと観ただけだったので
この美術展のように選りすぐった作品が鑑賞できる機会は嬉しい限り。

20140919a1 メトロを乗り継いで
 千代田線の乃木坂駅へ着くと
 駅に続いてるので簡単に行くことが出来ました。

 
 開館時間前に着いたお蔭でチケット売り場に人も少なく、入場待ち時間も無く入れ
 音声ガイドを借りて、ゆっくり鑑賞~。

 でも、、写真は撮れませんでした。
 外国の美術館だと
フラッシュ無しなら写しても大丈夫なところが多いのに・・・・・。

マネの<笛を吹く少年>に描かれた横笛(ファイフ)が再現制作されてて
音声ガイドで聴くことが出来ました。ちょっと感激~

平坦で奥行きを感じさせない技法は日本の浮世絵の影響とか。

少年が地面にたっていることを表現しているのは足元の小さな影のみ。
顔は真正面から光を受けて、ほとんど影がありません。

農民の日々の営みに真摯に目を注いだミレーの最高傑作<晩鐘>
遠くから鐘の音が聞こえてくるような、
日暮れの空気の温度も感じられるような作品でした。

シスレーの<洪水のなかの小舟 ポール=マルリ>
水面に反射する光の柔らかさや、青空に浮かぶ雲の清涼感のある色に魅かれました。

また、フランス国外へはほとんど出ることがなかったモネの<草上の昼食>
木漏れ日が美しい作品でした。

この作品は、家賃代として大家に取られてしまい、
数年後取り戻した際には損傷が激しく、部分的に取り除かれているらしく
2枚に分かれた作品になってて残念ですが
その大きさには驚かされました。

ちょっと早めの”芸術の秋”を満喫しました~

鑑賞後は1Fのカフェ コキーユのテラス席でまったりしてると、、、
雀が近づいて来ました。随分慣れてるみたい。

20140919a2

サンドウィッチのパンを少し差し出すと・・・食べたよ~

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コメント

お気楽ママさん、こんにちは。
そうですか、モネの草上の昼食を見られましたか!
オルセーの、門外不出作品の代表格だったのですが、
それは良いものを見られましたね。
この木漏れ日の光の描写が、印象派と名付けられた所以ですものね。

モネのつけた「草上の昼食」という題名は、色々な物語を生みましたね。
モネは1866年に、マネのモチーフを真似て草原の昼食会を描き、題材を「草上の昼食」としましたが、今度は本家のマネが1863年に描いた「水浴」という題名を、モネの真似(?笑)をして1867年に「草上の昼食」という名に改題してしまいました。


セザンヌは同じモチーフで「草上の昼食」を何枚も描き、オランジュリーにある1975年の作品は、キュビズムを予感させ、100年後にピカソが描いた何枚もの「マネ草上の昼食」に繋がっていくのかなと思わせます。
実際、ピカソはセザンヌをほうふつとさせる風景画を、何枚も描いています。

「草上の昼食」は、近代西洋絵画の主要なモチーフとなっていますが、お気楽ママさんが観た、モネの「草上の昼食」はその題名としては、第一号の作品で、印象派としても最高傑作の内の一つです。
(年代は、記憶に自信が無かったのでコメントしながらwikiで調べました 笑)

絵画も、いろんなドラマを持っていて、それを知ることも絵画の楽しみの一つですね。

他の絵も、素晴らしいものばかりですが、この時代に日本の浮世絵師たちの天才ぶりが、パリの画壇で大きく評価されていて、日本人として誇らしいですね。

シスレーやピサロ、コロー等の、ゆらぎ煌めく川面の光を、堪能されたことでしょうね・・・・・羨ましいいい~~~!

ルーブルとちがって、本家のオルセーも、撮影禁止だと聞きましたが・・・

★歌姫さんへ★

歌姫さんは何でも良くご存知ですねぇ~。

私など名画を鑑賞しても 
『へ~』とか『ほ~』とか『わぁ~』みたいな
感嘆詞(?)しか出て来ません。

知識があれば観方も随分違うのでしょうが、、、

数ある中で やっぱり感動した絵の前にはいる時間が長くなります。

オルセーは撮影禁止なのですかー?
どーしよう。気付かなかったー。

2006年の旅行の写真データを出して見たら、、、
ミレーの「落ち穂拾い」とか 写してましたけど・・・

アチャ~~。

お気楽ママさん、おはようございます。
オルセーの撮影禁止は、新しい美術館になってからの情報ですから
それ以前は、撮影OKだったのかも知れませんね。
ルーブルの撮影OKは、所蔵の美術品は全て、人類共通の財産で、
ルーブルは、それを保管しているだけだから、撮影する権利を皆が持っている
という考えから来ているらしいですよ。

同じパリでも、考え方はいろいろで、これもフランスらしいと言えますね。

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