だれかのいとしいひと
昨日の日曜日、出かけたかったんだけど、、、。結局、、、行かず。
何となく疲れてたので読書して過ごしました。
<図書館で借りた本>
角田光代 著
『だれかのいとしいひと』
表題を含む8編からなる短編集。
タイトルに魅かれて借りた~
著者があとがきに
「恋愛、だとか、友情、だとか、幸だとか不幸だとか、
くっきりとした輪郭をもったものにあてはまらない、
あてはめてみてもどうしてもはみでてしまう何ごとかがある。
その何ごとかの周辺にいる男子と女子について書いた」
って書いてたのが決定打だったかも。
一番気に入ったのは『誕生日休暇』
人生はタイミングの連続だな。
もしもあの時あーだったら…。
って考えさせられ、
淡々と語られる「運命のいたずら」が切ないお話。
他の作品は、、、「いとしかった」人たちへ思いを馳せつつ、
今の自分を見つめ直して行くような作品が多かったように感じた。
”いとしいひと”って言葉
なんと優しくて、愛しい響き~~だこと
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コメント
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もしもあの時あ~だったら・・・タイミングの連続というか・・・
選択の連続には、違い有りません。
偶然の出来事なのに必然と思い込み・・
必然の出来事なのに偶然だと錯覚する・・
正に、あざなえる縄のごとし・・ですが・・・
あるときテレビで、大海を飛んでわたる蝶々を観ました。
どんな決意で離岸したものか・・
途中で、海の波間に舞い降りて、休憩をしているとき、
いつ魚に食べられても、おかしくない事態のときに、
「私は、何故、今ここで波間に浮かんでいなくてはならないのだろう・・・?」
蝶々だってそう思うでしょうし、そう思わない蝶々は、きっといないでしょう。
蝶々だって、きっと「あの時あ~だったら・・・」と思うに違いありません。
地球上の全ての生命体が、「もし、あの時あ~だったら・・・」と思うなら、
それは地球が私たちに見させる、一朝の夢なのでしょう。
くっきりとした輪郭のあるもの・・それ自体が作者の・・否、地球上の生命体の抱く夢であり錯覚なのかも知れませんね。
アンダーソン君の生きている、マトリックスの世界のように。
投稿: 歌姫 | 2015年2月24日 (火) 22時40分
そうよね。
タイミングの連続、選択の連続の結果が「今」こうなったってこと。
「もし、あの時あ~だったら・・・」と思うなら
そのタイミングの連続が、一つでもなかったら、、、、。
誰しも考えるでしょうね。
偶然=必然=運命 かもしれない。
逆らわずに、素直に受け入れるしかないってことかもね。
「もし・・」の上に現実が無いのは確かですから。
投稿: お気楽mama(yukiko) | 2015年2月25日 (水) 15時42分