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2015年2月28日 (土)

下流の宴

図書館で借りた本>

林真理子 著

『下流の宴』

20150228

テンポがよくすらすら読めた。

決して頭が悪いわけでないのに、一生懸命が嫌い、
現状に甘んじて『奮起』とは無縁で、無気力で覇気の無い息子。

普通に育て来たはずなのに、、、
子供の幸せを願って育ててきたはずなのに、、、


何とか発奮させるべく、母親が檄を飛ばすことが全く逆効果になり
親の願いとは別の人生を歩む息子。


自分と価値観の違う道を子供が選んだとき、許容できるのか?
「努力している人の近くにいると重苦しい」と感じるこんな息子に育ったら、、、

自分ちだったらと考えただけでゾッとするけど、、、
こんな家族もあるかもと思えるほど 妙にリアリティーのあるお話だった。

何が「上流」で、何が「下流」なのか?

育ちが良いとか、悪いとか、
お金持ち、貧乏、偏差値、学歴、職業etc・・・
で量るのではなく 心の豊かさで量りたいけど

世間の実態はそうばかりじゃないし、、、。

人生を幸せに感じられるかどうかっていうのは 
上流でも下流でも関係なく
当人の心持ち次第じゃないかしらん、。

まっ 
人と比べない事が大事かも。

難しいけどね

 

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コメント

mamaさん ど〜も^

>決して頭が悪いわけでないのに、一生懸命が嫌い、 

>現状に甘んじて『奮起』とは無縁で、無気力で覇気の無い息子。

私たちの親世代は
「食えるか食えないか」を問われましたが、
衣食住が足りてくると
考え方を間違える事が恐いですね〜

戦後は「みんなの権利は平等で
自分らしさを見つける事に価値が有り」の
教育でしたが
現実には「能力・体力・財力・運」は全て異なり
甘い自由(ワガママ)な自分探しは有る様で無く
狭い日本で一億人以上が住むので
還暦になると
自分は社会構成の一員だと気がつきます。

>何とか発奮させるべく、母親が檄を飛ばすことが全く逆効果になり

>親の願いとは別の人生を歩む息子。

人間は「利他主義」が幸せの原点だと思いますが
遠慮無く親子で「利己主義」の檄を飛ばせば
そのうち「情愛も骨肉の争い」にります。

>自分と価値観の違う道を子供が選んだとき、許容できるのか?

>「努力している人の近くにいると重苦しい」と感じるこんな息子に育ったら、、、

私の毎日の仕事では
「親をみれば・・・子をみれば・・・」が現実です。
簡単に親にはなれるかもしれませんが
十分な親になるには・・・

人と比べる事でストレスを貯めて
自滅する方も多いですね〜
世界から見ると
密航希望No1の黄金の国
日本の現状です。

自分が腐ってはダメです。
ブッダが最後に残した名言で
「自灯明・法灯明」がありますが
自分を最後まで支えるのは
自分でしかありませんね〜

札幌農学校のクラーク博士が曰く
「少年よ大志を抱け!」は
けだし名言だと思います・・・
思春期にはただの思い込みで解らなくても・・・
荒削りでも微調整は社会がしてくれます。

★ビ~グルズさんへ★

こんにちは~

変な平等意識を植え付けるのは
子供の為になりませんよね。

「世の中は不平等なんだ」と、

享受できてる全てのことが
大人になった時もそのまま受けられるとは限らない、

自分の努力の先にしか手に入らないという現実を
教えることも重要だと思います。


いつまでも親に養育してもらえる訳なく、
自分の足で歩かなくてはならない
世間の荒波に漕ぎだす日が必ず来るんだ。
ということを伝えないとね。


そして何より 感謝の気持ちを養うことが出来れば
利己的な人間にはならないと思いますが、、、。


親の影響力って大きいもんですね~

子供の人生は、子供が決めるもの。
その事を理解している人間と、してない人間の二種類しかいない。価値観は、時代と共に変化する?
もし日本がそうならば、大震災の後の静けさは無かったでしょう。食べていけるか?と言うことは、何時の時代にも掲げられる命題だけど、価値観では無い。戦後のストリートボーイ達も、闇米を買って生き延びた親達にも、日本人の価値観は、同様に血の中に流れていたはず。
社会の中に、余民などは存在せず、刹那主義に見えるフリーターの労働力も、社会を構成する大切な力となっている。
労働の種別や、固定職への就労等に囚われると、途端に価値観が見えなくなる。
子供は、育てるのでは無く、自分で育つ。
成功と失敗、栄光と挫折を繰り返しながら、自分で育つ。
結婚式でお礼を言うならば、今まで食べさせてくれて、有難う・・だと思う。
10人の子供がいたら、10人が、親は自分の事を何も知らないと思ってる。
それほど、親は子供を分かっていない。
自分の価値観を、知らず知らずに押し付けている母を、毒母と呼ぶそうな。
私は、願わくば、震災の後の、あの良民達のように、列に並ぶ人間になってほしい。
なぜなら、あの姿こそが世界に誇れる、日本人の価値観だから。
楽天的ではあるけれど、あの価値観が身体に流れているなら、フリーターであろうと、周りから可愛がられて、幸せに、一人生きていってくれると、思ってる。
好きな人が出来て、家庭が欲しくなれば、また一生懸命働けばいいし、また彼らも親になる。
もし、育爺、育婆となるなら、あの良民達の姿を漏らさず教えたらいい。
私達が、日本人を誇りに思った、あの瞬間こそが、一番大切な価値に出会った瞬間だから。
物質的な豊かさで、幸せを感じている人には、妄想、妄言と揶揄されることも承知している。
なんちゃって〜!な親です(笑)

★歌姫さんへ★

> 私は、願わくば、震災の後の、あの良民達のように、列に並ぶ人間になってほしい。
> なぜなら、あの姿こそが世界に誇れる、日本人の価値観だから。

同感です。

あれが日本人の昔から血の中に流れる価値観なんでしょうね。

あの姿に世界中の人が驚いてたけど
日本人からすると普通のことで
逆に「驚かれた」ことに驚いたりして・・


利己的な人間になるのも、思いやりのある気配りの出来る人間に育つのも
やはり親や周りの影響が大きいからこそ 心しないとね。

> 子供は、育てるのでは無く、自分で育つ。
> 成功と失敗、栄光と挫折を繰り返しながら、自分で育つ


失敗しても自分で立ち上がれることが大事だと私も思います。
雑草のように逞しくね。


因みに、、、
私は子供に育てられましたが。。。

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