体は全部知っている
久しぶりに「吉本ばなな」作品読みました。
<図書館で借りた本>
吉本ばなな 著
『体は全部知っている』
全13編が収録さた短編集
平凡な日常を題材にごくありふれた事情を持つ人々のお話。
繊細な表現と素敵な言葉が散りばめられ
どの話も最後がゆるやかに立ちなおり、前向きな余韻で救われる本だった。
心と体は繋がってるんだ~、やっぱり。と改めて納得。
好きなのは、、、
『おやじの味』『田所さん』『サウンド・オブ・サイレンス』
「止めることのできない時間は惜しむためだけでなく、
美しい瞬間を次々に手に入れるために流れていく。」
「相手も今頃は寂しさにうちのめされているのだろう
―しかしあと数時間すればお互いが忘れる、薄れてくる、また新しい明日をはじめる。
そのことが一番淋しいのだ。
「生きていることに意味をもたせようとするなんて、
そんな貧しくてみにくいことは、もう一生よそう、と思った。」
沁みる言葉が一杯~。
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