夜ふけのなわとび
<図書館で借りた本>
林真理子 著
『夜ふけのなわとび』
『週刊文春』連載をまとめたエッセイ本。
笑わせてくれます~~。
自虐ネタから、ダイエット、パワフルな日常生活など
”マリコ様”のオチャメさが迸りますわ~
セレブな交友関係話しも嫌味が無いし、ミーハーな話も笑えちゃう。
「オリンピックの時の日の丸は本当に美しく皆からあいされる存在なのに
本国での入学式や卒業式の際はそれこそ唾棄されるものとなる
愛国心の目もりというのは、どこからがいけなくなるのだろうか」
など素直な目線で語るのも共感できるし・・・。
やっぱ ”マリコ様”には魅かれますわ~
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コメント
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mamaさん ど〜も^
林真理子さんは
「観察眼が鋭くて解りやすい作家」の様ですね〜
外国人視線のアグネスとの
過去の一戦を思い出しました。
節度な愛国心は微笑ましくて大切ですね〜
何事も極端な解釈は判りやすく
ある時期は流行りやすいですが
長続きしない様ですね〜
我々の歳になると
何となく判る年代ですが
未だに「ヘイトスピーチ」を生き甲斐にしている人もいますね〜
御自身がその国に生まれてたらどうするのでしょうか・・・
私が毎日仕事で会う人の中で
自身に「自信の無い人」は
「何をしに来たのか判りません」が
毎回念仏の様に
「同じヘイトスピーチ」をする人がいます・・・
何度か遠回しに
私はそれが意味の無いことを
何度も説得しましたが
日教組の悪平等に染まってしまって
ストレスのはけ口(敵)を作る事でしか
「自身を支えられない」様です。
誰かを恨んで幸せな人生を全うする事は不可能です!!
その結果、私の知る限り彼達の家庭や周囲の信頼は・・・・
普通に話せば「病気の理解力は十分あり」
本人は「頭は人一倍良い」筈なのに
「使い方だけが悪い人」なので残念ですね・・・
是非カープの応援に熱中して
ストレスを発散して欲しいですね〜!
還暦を超えると
仕事や生活で「有」用の「用」も大切ですが
カープ女子の「無」用の「用」は更に大切な様な気がしています・・・
投稿: ビ〜グルズ | 2015年8月29日 (土) 23時55分
★ビ~グルズさんへ★
>外国人視線のアグネスとの
過去の一戦を思い出しました。
そうでした ありましたねぇ。
子供を仕事場へ連れて来ることの是非についての論争でした。
あの頃は、子供が生まれたら仕事を辞めることが当たり前の時代で
そんな中 アグネスは職場に子供を連れて行き
お仕事されたんでしたね。
アグネスの行動が
日本の働く母親、女性の立場を再考させるきっかけとなったと言えるでしょう。
今では、職場に託児所があるところも出来たんですから
時代は変わりましたねぇ
投稿: お気楽mama(yukiko) | 2015年8月30日 (日) 14時18分
林真理子さん。
エッセイストとしては、面白い人だなあと思います。
観察して、その現象を語るとき、その語り口に特徴があって面白いです。
でも、私は、この方の文章を読んでいつも感じるところがあります。
アグネス論争の時のバッシングも、当時の慣習や風潮に立って、ご自分の
善悪の捉え方を述べたにすぎず、この問題の根底にあるものは何か?という、深い考えが無いように感じました。
当時私は、就職して10年を過ぎ、小さな営業所に在籍していました。
同年代の事務員さんがおり、結婚されてやがて妊娠されました。
結婚されるとき、関西支店の総務部長から、「結婚するなら、辞めてもらうように」と話がありましたが、私達は「いまどき、業務に支障が無いのに、退職を勧奨するのはおかしい。」と反対したので、部長は、しぶしぶその言を撤回しました。
そして、彼女が妊娠されたとき、「今度はやめてもらわないとしょうがない!」と勝ち誇ったように、私に話しました。
しかし、その前年に労働基準法の改正があり、産前産後休暇は最低6週間と決められて、そのことを私たちに講義したのは、何を隠そう、当のご本人の部長だったのです。
私達の抵抗に対し、彼は頑なに退職を主張しました。
そこで、私は一計を案じ、「分かりました。そのことを彼女に伝えますが、その退職勧奨が原因で起こるかもしれない、特定の個人や団体からの抗議については、総務部長に直接申し上げて頂くようにしますので、よろしくお願いします。」と伝えました。
すると、彼の態度は一変し、「そのような地域(当時でも差別発言です)や、団体が彼女に関連しているのか?」と反応し、私は、「個人に関することなので、よくは知りませんが、ご自分の処置が正しければ、怖れることは無いと思います。」と答えました。
結果は、彼女は6週間づつの休暇をとり、職場に復帰しました。そして、お母様がお出かけの時は、赤ちゃんと一緒に出勤し、授乳もされてました。社員は、赤ちゃんに逢うのがとても楽しみで、仕事先から一目散に帰ってきていました。
総務部長の主張は、一体何だったのでしょう。彼は、時の権力者からの追究を恐れ、旧い慣習に従いさえすれば、自分の立場は危うくならないと考えただけの事なのです。しかし、もし特定の団体から抗議されたりしたら、この度は自分の身も危ういと考え、主張を撤回したのです。物事の表面をなぞる人の典型的な例です。その後、この事務員さんと赤ちゃんと、吾が営業所が話題に上り、社報にも取り上げられました。
あのアグネス論争は、その翌年のことです。私は、なんて頭の固い人達なんだろう!
私達の子供のころは、母親が所属している社会の人たちにいつも育ててもらったものだけどと、感じました。
なぜ、私がそんな考え方になったのかというと・・・小学校、中学校の女性教師の方達は、結婚したり退職されたりした方もおられたかもしれませんが、私が受け持っていただいた先生たちは、ちゃんと休暇を取り、その後も復帰され、皆さん続けてお仕事をされてました。そして、学校内で授乳もされてました。もちろん、学校も同僚たちもPTAも、ごく当たり前に協力しておりました。子供ながらに、それは当たり前の事であり、自分に係っている女性に赤ちゃんが出来ることは、とてもおめでたい事だから、皆で協力して、暖かく見守るのは当たり前だと、同僚の教師たちや、親からも話があったことを覚えています。
地方公務員という立場に立てば、議論の対象となるのかも知れませんが、私が育ったところは、そんな社会でした。
だから、林真理子さんや、当時の著名人(曽野綾子さんも、そういうご意見です)達の、アグネスバッシングは、とても非人間的行為に思え、同調することはできませんでした。
それ以来、林真理子さんはエッセイストとしての文章は面白いけれど、真理の追究者では無いのだと感じています。
愛国心についても、語っておられますが・・・愛国心とは、主義主張の中でなされるものでは無くて、節度があるとか無いとか言うものとは次元が違うものであろうと思います。読んで字の如く、国を愛する心の事で、それは各人の胸の中にあるものだと私は考えています。100人いれば、100の愛国心があります。愛国心に目盛りは無いです。
目盛りがあると言うならば、それは愛国主義や愛国の主張の声の大きさの事でしょう。
また、愛国心は、日の丸や君が代に対する、愛情の多少の目盛りでもありません。国旗を掲げ、国家を吹奏(歌唱)してお祝いすることは、凄く自然発生的な行為です。そのことと、日の丸の好き嫌いや君が代の好き嫌いとは、全く別の次元の事なのです。そこのところが理解できていないと、「愛国心の目もりというのは、どこからがいけなくなるのだろうか」とか、「戦争に行きたくないというのは、利己的だ!」などという意見が出てきてしまいます。身を投げ出して国を守ろうとしないのは、愛国心が無いからだというような意見にもなってしまいます。愛国心も様々であり、愛国心の表現も様々です。愛国心に大小、多少、目盛り、計りがあるはずも無く、また「ある」という考えに立ってはいけないのだと、思っています。
自分以外の全ての事象には、すべからく敬意を持って対せねばなりません。せめて、物書きと自他ともに認めている方には、現象の面白さだけをとらえるのではなく、時代の風潮や慣習にとらわれず、真理という事に対して向き合う文章を書いてほしいなと、私は思うのです。
今になってみれば、当時のアグネスさんの行動は、人間として、母親として、働く女性として、ごく自然発生的な行動であり、(産前産後6週間という法に背いてまで、アグネスさんをテレビに出したい、そのためには、職場に赤ちゃんを連れてきてもらおう!と考えたテレビ局に、議論の余地はあるでしょうが)職場の方々の協力もごく自然発生的です。そのことが(産前産後休暇の後、職場に復帰できるという当時の法のことも、いずれ社会がそうなっていかなくてはいけないという、先見性も)、当時の(現在もかも知れませんが)林真理子さんの文章や意見が、薄っぺらいなと感じさせたのです。
この記事が出た時に、コメントとか拝見し、これはとても深い内容のことだなと感じましたが、私のコメントで迷惑の及ぶ所があると申し訳ありませんので、時を置いてコメントさせていただきました。過去記事なので、もうどなたも見られないと思いますので。
長文、ごめんなさい。
投稿: 歌姫 | 2015年9月 3日 (木) 10時15分
★歌姫さんへ★
こんにちは~
へぇ~そんなことが、、、。
歌姫さんのお知恵で
その事務員さんもお勤めを続けることが出来て良かったですね。
世の中は小さな声と努力で変えられる、という例ですね。
時代は変わり、
男性も育児休暇がとれるようになりました。
男性の育児参加を当たり前のこととして
社会全体が温かい目で理解、協力すべきと思いますねぇ。
真理子女史もアグネス論争の頃は
ご自分にお子さんがいなかったので
ああいう 発言になったのかもしれません。
若かったし、、、。
今、私自身を振り返っても
若い頃は
赤面するような言動ばかりだったように感じますもん。
時が経てば人は変わります。
あの頃30代だった真理子女史も”母親”になり、
世の中の風にも吹かれ、歳と共に考えも変わってるかもしれませんよ。
私は彼女の
身のほどを知らない(?)お気楽な性格は
(勿論あくまでもエッセイから受ける印象ですが・・・)
嫌いではありません。
投稿: お気楽mama(yukiko) | 2015年9月 3日 (木) 13時19分
若い頃は
赤面するような言動ばかりだったように感じますもん。coldsweats01
時が経てば人は変わります。
ママさんの場合は、変遷とか転向では無くて、「成長」だと思います。
若いが故、未熟が故の失敗や放言については、世間という社会は有り余る寛容の精神を持ち合わせています。
それは、やがて彼らが成長した時に、社会を支える原動力の糧になることが分かっているからなのでしょう。
若い時の失敗や放言は、後日には、明るい笑い話に変わるものです。
林真理子さんのユーモア精神や、ウイットに富んだ言葉は、人の心に陽だまりのような暖かさを与えますが、同時に彼女が持つ攻撃性や毒の部分は、見ていて辛くなる部分もありました。
彼女もまた、その時代の寵児でありました。その時代が要求する人間像(敵役)を、主役の一人として演じた名女優だったのかも知れませんね。
「成長という名の変遷」という言葉で許してもらえる脇役に生まれたことを、私達は感謝するべきなのでしょうね。
ママさんのお返事への感想です。
投稿: 歌姫 | 2015年9月 3日 (木) 18時17分