吾輩はウツである
<図書館で借りた本>
長尾剛 著
『吾輩はウツである』
夏目漱石を長年にわたって研究してきた著者が
フィクションを交えて歴史的事実をモチーフに、不世出の文豪が誕生するまでを
ドラマチックに描く、異色の長編小説。
『吾輩は猫である』が生まれた舞台裏には、こんなドラマがあった!?
のかと、、、
フィクションを忘れるような緊迫感もあり、久々に面白く読めた本でした。
最後のオチ(?)には驚かされましたが、、、。これもまた良し!
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吾輩という呼び方に、ぴぴぴと反応しました。
僕、わたくし、わたし、自分、あたい、俺、うち、わし、あっし、あたくし、わい、わて、あて、小生、それがし、やつがれ、おいら、おれっち、余、朕、麻呂、吾、拙者、身ども、こちとら、うちら、あちき・・・思いつく順番に挙げてみましたが、これにウツであるをつけると、微妙に変化しますね。
あちきはとくれば、ウツでありんす・・となるでしょうし、拙者はとくれば、ウツでござる?麻呂はなら、ウツでおじゃります・・(笑)、おれっちは、静岡だから、ウツずら!
わしはのう・・とくれば、ウツじゃけえのう(笑)、あっし・・・は、ウツでござんす?やつがれは、ウツを患うておりますゆえ・・かな?、てやんで~こちとら、うつだってんだよ~べらぼうめ~!(笑)、身どもは、ウツにて候らえば・・・余はウツなりきか・・・
あははは、楽しい~けれど、俳句の練習にはならないね。
俳句の良し悪しは、よく分からないけれど、隣の芝生は青く見えるし、赤烏帽子の好きな亭主だっていますから、型の次は個性ですよね。
大正天皇の実母から辿って、筑紫の女王まで行ってみたら、なんと真珠夫人のモデルになった方でした。
大正三大美人の一人らしいのですけれど、やはり美貌に恵まれた女性は、男を惑わすことに快感を得るのでしょうかね。
周囲の男達が、見事に惑わされていく様は、さすがに菊池寛がモデルにしただけのことはあります。弄ぶ女が悪いのか、騙される男が悪いのか・・・どちらも、動物的本能のDNAに従っているだけなのですが、最後の一線(古典的な表現ですねえ)を守って、ひらひらと蝶々のように交わしていく姿は見事なものですが、小節の中だけでなく、現実に、思いつめ、追い詰められ、死に至る男が存在しているというところが、大正という時代なのでしょう。結構、楽しめましたよ!
投稿: 歌姫 | 2016年6月24日 (金) 08時53分
アハハハ~~~こりゃ良いわ~~(大笑)
『あちきはウツでありんす』これ使わせてもらおっと
『あちきはデブでありんす』ってな感じ~~?
「筑紫の女王」って白蓮のことですよね。
菊池寛の「真珠婦人」読んだことないなぁ。
美女なら男性を惑わせることはたやすいとは思いますが、、、
「男を虜にした事件」の主犯の女性は
たいして美人じゃないことが多いような・・・。
美醜とはまた別なのでしょうね。
投稿: お気楽mama(yukiko) | 2016年6月24日 (金) 18時05分