薪能
昨晩は、どうにか都合がついたので予定してた【薪能】に。
お食事は諦めて、、、、鑑賞だけだけど 一人で運転して行きました。
先に来てた友人たち三人とも開演前に会えました。
”能 狂言”は初めてだったので
YouTubeで「能を楽しむための基礎知識」や「翁」を事前に
にわか勉強して いざ~~。
【ホテル賀茂川荘】開業50周年記念公演ということで
「翁」「高砂」「末広かり」の おめでたい演目でした。
ホテルの日本庭園内にある能舞台【月花殿】(屋外)なのに、
チケットには雨天決行とあったのでどういうことかと思いきや、、、
座席部分には大きなテントが張られてました。
400席ほどの座席は ほぼ満席。
お着物姿の中高年の方も多く見受けられました。皆様素敵~~♪
18時30分開演だったので、
始まった時はまだ明るく、ウグイスなどの野鳥の鳴き声もしてとっても良い雰囲気。
ふつう能舞台の後ろの板には「松」の絵が描かれてますが
こちらは吹き抜け舞台なので自然の樹木が美しく趣がある。
時間が経つにつれ 周りが暗くなって、その中に舞台だけが明るく浮かび上がって
とっても美しく、引き込まれて目が離せませんでした。
はじまりは静々と「翁」から
「翁」は他の能とは別格で戯曲性がなく一種の神事として極めて厳粛且つ儀式性が濃い、古風な様式を備える能で
天下泰平・国土安穏・五穀豊穣を祈願してめでたい舞を舞い延年を祝福する
とのこと。
ゆっくりした動作で始まるし、おおよそのストーリーはYouTubeやパンフレット確認済みながら
発する言葉も意味わからないし、眠くなるのでは?・・・と少し心配だったけど
それどころか目が冴えて、
鼓や笛などの囃子や
掛け声?合いの手?(ハッ~とかヨ~ォとかイヤ)も
リズミカルで不思議と とっても心地よい。
最後、野村萬斎氏の三番叟などは、、、
装束を付けて飛んだり跳ねたりする訳だからさぞかし身体能力が高いのだろうと
感心しながら躍動感に満ちた舞に見とれてしまいました。
「高砂」は
謡がポピュラーな高砂や~~なので馴染みやすかったし
狂言の「末広かり」は子供番組かなんかで以前やってたのでストーリーは知ってたけど
本格的な狂言で鑑賞するのは初めてなので期待大でワクワク~。
コミカルなので会場からも笑い声が聞こえるなど
能を鑑賞してる時とは空気が変わり 楽しめました。
歌舞伎と違って能・狂言は三味線が無いのでお囃子の雰囲気が全然違うし
セリフが謡調なので、セリフに聞こえずらく言葉の意味が解らないので
どちらにしても 私には事前の勉強が必須ですが、、、ね。
「翁」の出だしの
『とうとうたらりたらたらり・・・・』は呪文のようでいつまでも耳に残って気になる~~
また 機会があれば是非行きたいと思ったのでありました
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