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2017年7月28日 (金)

虚ろな十字架

図書館で借りた本>

 

東野圭吾 著

 

『虚ろな十字架』

 

犯人が誰かではなく動機の謎がメインのミステリー
死刑制度について考えさせられる 重い作品だった。

 

本文から--------

 

人を殺した人間は、計画的であろうとなかろうと、衝動的なものだろうが何だろうが、
また人を殺すおそれがある。
それなのにこの国では、有期刑が下されることも少なくない。

 

一体どこの誰「この殺人犯は刑務所に〇〇念入れておけば真人間になる」などと断言できるだろう。
殺人者をそんな虚ろな十字架に縛り付けることに、どんな意味があるというのか。

 

 

 

 

 

『人を殺せば死刑ーそのようにさだめる最大のメリットは、

 

その犯人にはもう誰もころされないということだ』

 

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「刑罰と贖罪」を人間が完璧に審判するのは本当に難しいと思う。

死刑を求めずにはいられない被害者遺族の感情は理解できるものの
たとえ死刑になっても遺族は救われないだろうし、、、。

 

殺人を犯したものはどう償うべきなのか、死刑制度は必要なのか、
罪を償うとはどういうことか。

 

この問いの答えは、、、出せません。

20170728

 

 

 

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