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2019年11月24日 (日)

平山郁夫美術館

近くにあると いつでも行けると思ってるからか、
まだ一度も行ったことがなかった【平山郁夫美術館】にやっと行ってきました。

高級料亭?と思わせるような門構えを
一歩入ると建物入口までのアプローチは静かで品が良く、心落ち着ける雰囲気がします。

建物は大きな切妻屋根が美しい日本建築。内部はナラ材が多用されてたり障子が入ってたりと
暖かみのある空間が心地よい 日本画にふさわしい佇まいの美術館でした。

 

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フラッシュ、自撮り、三脚使用などは禁止ながら それ以外は基本的にカメラOKなのも意外でしたが
美術館にある有料のイヤフォンガイドの他に 
無料で自分のスマホを使ってQRコードを読み取れば
展示物の説明を平山画伯ご本人の声で聴くことができるようになってるのには驚きでした。

玄関を入ると直ぐのロビーには画家としてのスタートとなったと言われてる
玄奘三蔵法師のイメージを描いた院展出品作「仏教伝来」がありました。


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平和を大切に思う画伯ならではの仏教をテーマにした作品を沢山鑑賞出来ましたが
私が一番感動したのは天竺に経文を求め中国に帰る僧を描いている「求法(ぐほう)高僧東帰図」です。

飢えと、疲労を感じながら足を引きずり今にも倒れそうに、それでも祈りながら歩いてるようなこの絵は
心の奥深くまで浸透してくる感じがしました。

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