とりつくしま
『とりつくしま』
東直子 著
先日 朗読ボランティアの音訳の際
「NHK国際放送が選んだ日本の名作」に掲載されていた
東直子(ひがしなおこ)著『マッサージ』を読んだのをきっかけに
著者の作品に興味がわいたので買ってみた。
『とりつくしま』とは著者が
命をなくした人がこの世に戻ってきて魂を宿すモノのことを
そのように呼びならわすように設定したそうです。
亡くなった人が”モノ”になら生まれ変わる(とりつく)事が出来るって話。
この世に未練を残して亡くなった人が、
「とりつくしま係」のはからいで身近なモノに生まれ変わり(とりつく)
モノから世界を眺める。そんな”モノ”になった11人の物語が描かれた短編集。
母親は息子の野球部最後の公式戦を見届けたいという思いで”ロージンバッグ”(野球の時指に付ける白い粉)に、
ある人は奥さんの”日記”に、ある女性は憧れてる書道の先生の”扇子”に、
図書館司書の名札にとりつくホームレスの話も。
どれも優しくて切ない物語でした。
自分だったら誰の、何にとりつきたいか、、、ともチョッピリ考えてみたけど
どー何だろうね。
ひとまず自分が元気で、まわりも元気な時に読むのがいいんじゃないかな~。
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