春星 6月号
俳句の同人誌【春星 6月号】が届いた。
以前から主宰の島春先生の体調が悪く
ご高齢ゆえ、手元に集まった多くの俳句を毎月一回
選句する気力も体力も衰え、難しくなってるご様子と
聞き及んでたけど いよいよ同人誌も8月号をもって廃刊となるとのお知らせも一緒に。
8月号は6月の句会に提出した句の中から選句されたものが掲載されるので、
今月提出する俳句が春星誌に掲載される最後の句となる訳で、、、
毎月、提出締め切り日ギリギリにならないと宿題が出来ない 落ちこぼれの私としては
そんな重圧から解放され肩の荷が下りるような、寂しいような複雑な気分であります。
今回の6月号には4月の句会で提出した十句の中から四句選句されてました。
口笛や春が歩幅を広げ来る(くちぶえや はるがほはばを ひろげくる)
一鍬の音の息吹や蝶生るる(ひとくわの おとのいぶきや ちょうあるる)
筍を掘り出し哄笑フォルテシモ(たけのこを ほりだしこうしょう ふぉるてしも)
養花天行商姥荷をほどく(ようかてん ぎょうしょうおうな にをほどく)
哄笑(こうしょう)=大口をあけて笑うこと、大声をあげて笑うこと
俳句は文字数が決まってるので短く端的に表す言葉が必要になるので
「逆引き」して日常では使わないような言葉を見つけ出して使うこともあります。
桜が咲く頃の曇り空を表す季語「養花天(ようかてん)」は
俳句を始めた頃に知った季語です。
晴れた空のことかと勘違いしたので これはしっかり身に付いた季語の一つになりました。
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