心の澄む思い
毎週、日曜日の早朝Eテレで放送されてる「NHK俳句」が楽しみで
見れない時は録画したりオンデマンドを利用してます。
今日は見れなかった先週の回をお昼間ゆっくりと見ましたら、
高浜虚子と森田愛子の話があり、胸をうたれました。
20歳で肺結核に罹患し鎌倉で療養中に俳句と出会い、
俳句が生き甲斐となって、亡くなるまでの9年間
俳句だけでなく、人生の師と慕っていた高浜虚子との交流は
愛子にとって充実した日々で幸せであったに違いないと思うとともに、
虚子のお墓の傍らに愛子のお墓が虚子の方を向いて建ってる風景を見ると
信頼と尊敬の愛がそこにある。と実感し、心澄む思いがしました。
<虚子が詠んだ句>
虹立ちて忽ち(たちまち)君の在る如し(ごとし)
虹消えて忽ち君の無き如し
<愛子が亡くなる数日前に詠んだ句>
虹消えてすでに無けれどある如く
俳句で心動かされ涙したのは初めての事でした。
せつないなぁ。
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