東京ではお芝居と美術展に行きました。
お芝居は・・・
シアターコクーンで劇作家・清水邦夫の名作
『火のようにさみしい姉がいて』を観劇しました。
(初演は1978年。1996年に再演された戯曲で、蜷川幸雄の演出は初めて)
演出:蜷川幸雄
出演者:大竹しのぶ・宮沢りえ・段田安則 他
シス・カンパニーの公演でした。
大竹しのぶ&宮沢りえが舞台初共演というので楽しみにして行きました。
仕事と人生に行き詰まった夫婦(宮沢・段田)が
20年ぶりに訪れた故郷の雪国を舞台に
立ち寄った理髪店で男が誤ってシャボンのカップをわった瞬間から
その男の姉と名乗る女主人(大竹)や、得体のしれない客たちが現れ、
男の過去に踏み込んでいくというストーリー。
宮沢りえは長い台詞も難なくこなし迫力があったし、
段田安則は自然体で安定感があって流石だなぁと感じたし、
大竹しのぶの存在感も素晴らしかった。
けど、、、、私には いまいち(全然)理解できなかった。難しすぎる。
チンプンカンプン。
美術展は・・・
国立新美術館で開催中の『オルセー美術館展』
マネ、モネ、ルノワールら印象派の画家たちの作品や、
コロー、ミレーの名画など 80点余りを鑑賞しました。
2006年にパリのオルセー美術館へは行ったものの
時間が無かったので印象派の巨匠達の作品をサクッと観ただけだったので
この美術展のように選りすぐった作品が鑑賞できる機会は嬉しい限り。
メトロを乗り継いで
千代田線の乃木坂駅へ着くと
駅に続いてるので簡単に行くことが出来ました。
開館時間前に着いたお蔭でチケット売り場に人も少なく、入場待ち時間も無く入れ
音声ガイドを借りて、ゆっくり鑑賞~。
でも、、写真は撮れませんでした。
外国の美術館だと
フラッシュ無しなら写しても大丈夫なところが多いのに・・・・・。
マネの<笛を吹く少年>に描かれた横笛(ファイフ)が再現制作されてて
音声ガイドで聴くことが出来ました。ちょっと感激~
平坦で奥行きを感じさせない技法は日本の浮世絵の影響とか。
少年が地面にたっていることを表現しているのは足元の小さな影のみ。
顔は真正面から光を受けて、ほとんど影がありません。
農民の日々の営みに真摯に目を注いだミレーの最高傑作<晩鐘>は
遠くから鐘の音が聞こえてくるような、
日暮れの空気の温度も感じられるような作品でした。
シスレーの<洪水のなかの小舟 ポール=マルリ>も
水面に反射する光の柔らかさや、青空に浮かぶ雲の清涼感のある色に魅かれました。
また、フランス国外へはほとんど出ることがなかったモネの<草上の昼食>は
木漏れ日が美しい作品でした。
この作品は、家賃代として大家に取られてしまい、
数年後取り戻した際には損傷が激しく、部分的に取り除かれているらしく
2枚に分かれた作品になってて残念ですが
その大きさには驚かされました。
ちょっと早めの”芸術の秋”を満喫しました~
鑑賞後は1Fのカフェ コキーユのテラス席でまったりしてると、、、
雀が近づいて来ました。随分慣れてるみたい。
サンドウィッチのパンを少し差し出すと・・・食べたよ~
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